1リットルの涙―亜也の闘病日記 ドラマ版は沢尻エリカの演技に泣ける | お宝感動ナビ!(写真集画像・DVD動画)

1リットルの涙―亜也の闘病日記 ドラマ版は沢尻エリカの演技に泣ける




木藤 亜也:1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記

生きることの大切さを知った, レビュアー: ゆきこ
ドラマでは分からない亜也ちゃんの辛い部分やお母さんの気持ち。読んでいて亜也ちゃんの頑張りに本当に感動しました。
きっと亜矢ちゃん以上にお母さんは辛かったんだろうな…と思った。
亜也ちゃんはあんなに辛い闘病生活の中、日記では思わず笑ってしまうような面白いところもあった。きっと明るい性格で、元気だったらすごく活躍しているんだろうな…。そう思うと、自分が亜也ちゃんの分も頑張って生きようと思わずにはいられません。ドラマだけでなく、是非ドラマを見た人には本も読んでもらいたいです。

あまりに生々しくて…, レビュアー: ares12

おそらく私の頭の中には、「人間の死はかくのごとく潔く、美しいものでなければならない」などという、ある意味甘ったれた考えがあったのだろう。登場人物の見事な死に方に泣けた。

ところが、亜也さんはどうだろう。死を恐怖するというより、今の自分の姿を呪い、母親にも「自分は何のために生きているのか」と問うている。中学から高校の段階では、健常者に戻ることに執着し、養護学校に入ることを忌避している。自分が身障者であることを受け入れるまでに多大なエネルギーを費やしている。

もちろんそれが十代の少女の現実であるのかもしれない。あるいは50に近い私自身が発病したとしても、毎日涙に暮れるのかしれない。ただ、母親も理解しているように、亜也さんは生きているだけで周りの人間に希望の光を与え、同時に健常者が生来持っている「全うに生きる責任」をも痛感させているのである。むしろ普通の人間よりも遥かに存在価値があったのである。にもかかわらず、自分をひたすら矮小な、醜い存在と感じている人間的な生々しさが、憐れというより私には残念でならなかった。それゆえ、母親や山本医師の言葉には琴線に触れるものがあったが、彼女の日記では私は泣けなかった。

数年前に乙武君の「五体不満足」を読んだときから、「身障者には同情や憐れみは持たない」と心に決めている。目の前にいる身障者がたとえそのまま衰弱して亡くなる人であったとしても、抱くのはむしろ「光り輝くものを見るときの憧憬」でありたい。いや、そうでなければならないと私は信じている。



木藤 亜也
1リットルの涙

ベストセラー(デイリーランキング)

ベストセラー(ウィークリーランキング)

フジテレビ ドラマ「1リットルの涙」 毎週火曜夜9時より

池内亜也 - 沢尻エリカ

池内潮香 - 薬師丸ひろ子

麻生遥斗 - 錦戸亮

池内亜湖 - 成海璃子


水野宏 - 藤木直人(特別出演)

池内瑞生 - 陣内孝則

池内弘樹 - 真田佑馬(ジャニーズJr)

池内理加 - 三好杏依

河本祐二 - 松山ケンイチ

西野良三 - 佐藤重幸

杉浦まり - 小出早織

恩田耕平 - 水谷百輔

松村早希 - 松本華奈

中原慶太 - 橋爪遼

富田圭子 - 葵

大橋美歩 - 川原真琴

武田誠 - 遠藤雄弥

本田香織 - 星野奈津子

麻生圭輔 - 佐藤祐基

麻生佐知子 - 兎本有紀

麻生芳文 - 勝野洋